いろいろ思うことはありますが、1/700のクレーンぽつぽつ作ってます



水平引込クレーン
水平引込クレーン
水平引き込みクレーン
水平引き込みクレーン
水平引き込みクレーン
暇はないので機械に投げて、IHIの200t型っぽい水平引き込みクレーンができてきました。1/700ですが適当に半径70m仕様にしたのでなかなかの存在感があります。一部ミスがあったのでやり直した部分があるけど、どこかで見かけたあの形、昭和40年代の機械、佐世保や呉で見ることができますが、アメリカのバース鉄工所や、ブラジルのイシブラスにも置かれていたようです。
バース鉄工でのジブ取付けの様子、ジブは見た目より結構軽くできていて、Manitowoc 4100W Ringerでつれるくらいには軽かったようです。アメリカ規格なのか表示は220TON(220ST)になっています。
https://www.cianbro.com/ProjectsMarkets/Industrial/BathIronWorksCraneErection.aspx
http://www.hazegray.org/features/ddg79/
http://www.hazegray.org/features/ddg79/ddg7912.jpg
かなり大ざっぱですが、東京石川島造船所30t型浮起重機、旧海軍に自航非自航あわせて十数隻は納入され、うち一隻と思われるものがパプアニューギニアの海岸に擱座したまま残っているそうです。
自航式のうち4隻は国産船舶としてはいち早くフォイトシュナイダープロペラを搭載した船ということもあってか、「公称第3077号」が東京石川島造船所のカタログや社史に写真付きで紹介されているほか、フォイト社からの写真提供依頼を受けて作成された写真付き公文書が残っています。
クレーンの櫓の形は大雑把に2種類あり、また同じ規模の船体で少しジブの短い50t型についてもカタログや昭和10年ごろの「国産機械図集」で紹介されています。
togetterにざっと拾ったものを置いています。http://togetter.com/li/768833
この間いただいたコメントの関係、職場で普及型の3dプリンターCubeXを入れたので、どんなもんかテストしていた数ヶ月前にゴライアスクレーンがもうひとつ二つ。IHI風、1/700-1/1200程度で描いて縮小して1/3000-1/3600程度のスケールで吊り具は省略しています。幅は約3cm、ノズル径0.5mm程度なので細かいところはつぶれますが、空中に伸びる運転室もとにかく出るのでいいでしょう。入りずみが丸くなりがちな切削と違って、出隅が丸くなります。この機械では制御の都合かノズル経路の最初と最後が少し膨れます。支えは適当に柱を立ててみたりしましたが、付属ソフトの自動生成に任せるのがいいようです。白い固まりはその辺に転がっていた発泡ウレタンを鑢で削って自動車運搬船にしてみました。
ゴライアスクレーン出現!
適当に作りましたが、1/700で桁高さ80mレールスパン100m程度あります。この造船所は海洋構造物も時折つくる計画なのでしょう。
ゴライアスクレーンはジブクレーンと違って自分の真下(足の間)にしかフックが行かないのがほとんどなので、ドックの分とブロック置場の分合わせてドック幅の1.5倍程度のレールスパンを必要とします。50m~60m幅のドックとするのがちょうどいいでしょう。(ドックに合わせて大きさを計画するものでしょうが…)
この間のジブクレーンと並べてみるとスケール間違えたかと思うくらい大きさが違います。
ジブクレーンはジブ長さ30m程度で、数百総トン程度建造可能な小さめの造船所に置かれているレベルの物なので、単体だと皆「大きい」という規模の奴です。
足回りは省略しまくってます。動かないのは楽でしたが、ディテール追及するのもありでしょう。