ちょっとした画像処理

住宅街のクレーンを写すと、架空線が邪魔をしてしようがないときがあります。そこで、とりあえず何枚か写しておいて合成してみました。金網の向こうにある被写体にもつかえると思います。この位の画像処理なら探せばいくらでも出てくると思いますが…

*GIMPやPhotoShop、Pixiaなど、レイヤー機能がついたソフトが必要です。説明ではGIMP1.2.5を用いていますが、他ソフトでも基本的な操作は同じです。
また、被写体のすぐ近くにある障害物や、幅のある障害物はうまく消せない場合があります。

元の画像3枚

わずかに視点をずらして写した写真を数枚用意します。クレーン本体付近を走る数本の太い電話線を消すのが目標です。今回は3枚用意。余り視点をずらしすぎると、合成そのものが出来なくなるので気をつけてください。

重ねてみる
1)新しいレイヤーを作り、画像を重ねます。ここでは「除算」などの画像の違う部分が強調されるモードで重ね合わせて、重なり具合を調整します。

重なった
2)慎重に回転、移動をしてぴったり重ねます。「除算」にしていると、完全に同じ色の場合は重なった部分が白になります。完全に重なると、上のようにクレーンの本体だけ白っぽくなります。

電線消し消し
3)電線を消していきます。「除算」のままだと消した後が一目瞭然。
1)-3)を繰り返して画像を重ねていきます。

電線消し消し
あとはコントラストなど、適当に画質調整をしてできあがり。

出来あがりの画像(1600*1200,180KB)
ちょっとずれてる…


え?単純に消した方が早い?
ごもっとも。でも消した線の下にリブや耳があったりしたらどうします?それに一枚絵の方が分かり易いでしょ。



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