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『昭和造船史別冊 日本海軍艦艇図面集』掲載図82-1より抜粋

機械

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もうひとつの資料、『昭和造船史別冊 日本海軍艦艇図面集』、学部のころに書庫で一度ぱらぱら見た気がします。拾い物の同じ図が微妙に不鮮明で、船全体の配置もほしかったので職場のやつを複写してきました。もともと大きな図を数分の一に縮刷してあるけど、A3一枚半くらいあるものです。前に紹介したProfile Morskieの図の元はこれでしょう。PMのクレーンの機械類の解釈に疑問なかったわけじゃないので、図をよーく見てみたら。前に「計器盤じゃないかな」と書いた運転台後の箱、他に2つある似たような箱がモーターなので、モーターの出力軸を少し上にオフセットさせてウォーム減速機を使っていることにすると、図とうまく合いそうです。
以前「旋回機」と書いた円柱も脚付きのウォーム減速機箱(水平ホイール)にすると位置関係がぴったりのようです。この減速機箱の出力軸は床を貫通させてみましたが、フレームが通っていそうな位置に軸心があるので、実物では床を貫通していなかったかもしれません。
前ケーブルハンガー状といった構造物はもっと背が低くて、中間歯車覆いの一部と考えると収まりがいいようです。ざっと適当に並べてスケッチのほうが先にできました。歯車は減速機箱のように書いたりピッチ円で代表させていたりばらばらですが大体こうでしょうか。
櫓のてっぺんの形状に関してはいい写真見つけてないのでそのまま行くしかありません。

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